一般財団法人日本消化器病学会は、社会還元事業に力を入れている学会です。

この度、（一財）日本消化器病学会東北支部第16回教育講演会を開催させて頂くことになりました秋田赤十字病院の小棚木　均（こたなぎ　ひとし）と申します。本教育講演会は1999年より毎年開催されておりますが、市中病院の者が会長を務めるのは初めてであり、大変名誉に存じております。今回は、２０１４年１１月１６日（日曜日）午前８時５０分から、東北支部の規定により盛岡市で開催いたします。会場は、盛岡駅に隣接して交通の便が良い盛岡交流センター「マリオス」にしました。

本教育講演会は、消化器病専門医の新規申請を目指す者にとって出席が必須となっているほか、既に専門医資格を有する者の更新に当たっても、支部教育講演会を含む総会ポストグラジュエイトコース、JDDW教育講演会のいずれかに１回以上出席することが必須となっています。支部教育講演会は消化器疾患の全領域を含み、要件を１回で満たし、また、更新のための点数も18点になっています。

今回の第１６回教育講演会では、実地医家の立場から、これまでと違ったプログラム構成にしました。すなわち、単一臓器別の講演から臓器横断的なものとし、午前中は、消化管疾患に関する１）診断、２）内科治療、３）外科治療を、午後からは、肝胆膵疾患に関する１）診断、２）内科治療、３）外科治療、の６セッションにしました。各セッションにおいては、先ず国内の現状をお話していただき、その後に演者が専門としている研究について触れていただくことにしました。各演者とも消化器病学の指導的立場にあり、その道の第一人者である方を招聘しました。消化器内科医にとっても、消化器外科医にとっても教育的で判り易く、必ずや日常診療に役立つものと確信いたしております

多くの学会員の皆様に参加していただきますようお願い申し上げます。

（一財）日本消化器病学会東北支部第16回教育講演会
会長　小棚木　均